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季節を感じること
2023.05.02
子どもと一緒に年中行事に参加したり、旬の味覚を味わったりして季節を感じる…楽しいですよね。でもただ楽しいだけではありません。実は、季節感のあるなしが子どもの学習にも関わってくるのです。
次の文章は文部科学省の学習指導要領からの引用です。理科や生活科での学習を通して「季節感」というものを育むことを求めているのがわかります。
【理科】
身近な動物や植物を探したり育てたりして,季節ごとの動物の活動や植物の成長を調べ,それらの活動や成長と環境とのかかわりについての考えをもつことができるようにする。
ア 動物の活動は,暖かい季節,寒い季節などによって違いがあること。
イ 植物の成長は,暖かい季節,寒い季節などによって違いがあること。
出典:文部科学省 学習指導要領「生きる力」第2章 各教科 第4節 理科
【生活】
身近な自然を観察したり,季節や地域の行事にかかわる活動を行ったりなどして,四季の変化や季節によって生活の様子が変わることに気付き,自分たちの生活を工夫したり楽しくしたりできるようにする。
出典:文部科学省 学習指導要領第2章 各教科 第5節 生活
例に挙げた理科や生活科だけでなく、音楽や国語の授業でも、歌詞や文章の中に季節を感じる言葉が使われることは多々あります。
実際に体験したり、感じたりしたことがあれば、より理解が深まりそうですよね。学力そのものというより学力が育つ土台として、季節感が大切です。
本園でもこの季節を感じることの環境設定・保育を常に研究しております。
ご家庭でもこのお休み中に少し感じていただければ幸いです。