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シャボン玉の魅力
2023.06.02
シャボン玉は好奇心、想像力を養う
シャボン玉はよく見ると不思議です。ただの液体が息を吹きかけるだけでまん丸に膨らみ、風に乗って空に舞い上がります。捕まえようとすると逃げていき、捕まえた途端に跡形もなく消えてしまいます。
そんな不思議な物体であるシャボン玉は、幼児期の子どもの好奇心を強く刺激します。素直な驚きと疑問が生じて、科学的なものの見方を育てますよ。
また、シャボン玉は、天気や光の当たり方次第で、色々な表情を見せてくれます。虹色に輝いたり、無色透明になったり、角度によって色が変わったりと七変化します。子どもたちの想像力を養うのにピッタリですね。
そして、息の吹き方を変えてみたり、シャボン玉液の量を変えてみたりすることで、遊びを工夫する楽しさを経験することもできます。
シャボン玉は言葉の発達を促す
シャボン玉を作るためには、ストローを口に咥えて、舌で固定し、そっと息を吐き出す必要がありますよね。こういった動作は言葉を話すときと似ているため、シャボン玉遊びには子どもの口の運動能力を高める効果があるといわれています。
実は、言葉をしゃべるというのは小さな子どもにとって高度なことなのです。まず、言葉をうまく発声するためには、唇や口の動き、息の吐き方、あごの筋力などが必要になります。また、音の違いをはっきり表現するために、微妙な息づかいのコントロールも必要です。これらがうまく連動して、初めて言葉が話せるようになります。
そう考えると、シャボン玉遊びは言葉の発達を促すための、よいトレーニングになっていますね。
シャボン玉は運動神経を鍛える
外の広い場所でシャボン玉遊びをすると、子どもは、シャボン玉を夢中で追いかけて走ったり、手を大きく広げて捕まえようとしたり、しゃがんでジャンプしたりなど、自然に運動量が増えますよね。シャボン玉そのものが、なんだか無視できない存在です。
そんな遊び方をしているうちに、自然に運動神経が鍛えられていきます。楽しくて夢中になっているので、疲れも忘れていることがありますね。「身体を鍛える」のではなく「楽しく身体を動かす」ことになるので長続きします。
そして、シャボン玉遊びは、呼吸筋も鍛えてくれるそうです。呼吸筋とは、肺呼吸するための筋肉の総称ですが、専門家によると、この呼吸筋を鍛えるためには、息をゆっくり吐くシャボン玉遊びが最適だそうですよ。